2025.06.12レポート

CHILL CLASSIC CONCERT SEASIDE -Anime Collection- 公演レポート

2025年6月7日(土)、8日(日)にCHILL CLASSIC初となる“アニメ音楽”にフォーカスした『CHILL CLASSIC CONCERT SEASIDE -Anime Collection-』を開催しました。
どんな公演になったのか、その様子をお届けします!

<プログラム>

「スパークル/なんでもないや/夢灯籠」メドレー
「ジムノペディ第1番」 
「Part of your world」
 -MC①-
「ウィーアー!/ブルーバード/メリッサ/Believe/Butter-fly/COLORS/again(CHILL CLASSIC CONCERT Cover ver.)」メドレー
「残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン」メドレー
「名探偵コナン メインテーマ」
「運命のルーレット廻して」
「Secret of my heart」
「渡月橋~君想ふ~」
 -MC② 楽器紹介-
「変わらないもの」
「Let It Go」
「勇者」
「Sincerely」
「ひまわりの約束」
「ボクノート」
 -MC③-
アンコール
「ムーンライト伝説」
「虹」

<開演前の空間と楽しみ方>

会場に一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは海。そして、その景色を引き立てるように、会場内にも青を基調とした幻想的な空間が広がっています。
ビーズクッションやハンモック、リクライニングチェアが心地よく並び、まるでお気に入りのアニメをおうちで観ているかのような、温かくも開放的な雰囲気に包まれていました。
開演を待つひととき。ドリンクを片手にくつろぐ方、写真撮影を楽しまれる方、静かに目を閉じて音楽の始まりを待つ方。みなさま思い思いの時間を過ごしているその光景は、まさに“チル”という言葉がぴったりでした。
さらに、会場内で流れるナレーションを担当してくださっているのは、人気声優の梶原岳人さん。優しく落ち着いた声で、公演の世界観をぐっと深めてくださいました。
そしてなんと今回、実際に会場にも足を運んでくださり、客席で一緒に演奏を楽しんでくださいました!
公演の感想を語っていただいた動画の撮影も行いました。こちらは後日、公式SNSにて公開予定ですので、どうぞお楽しみに!

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<一気にアニメの世界へ>

幕が上がると、まずは「なんでもないや〜夢灯籠〜スパークル」メドレーから。澄んだピアノの音色とオーケストラの広がりが、映画の世界へ一気に引き込んでくれました。そして「ジムノペディ第1番」から「Part of your world」へ。
ここで印象的だったのが公演によっての音の感じ方・見え方です。
第1・2公演はカーテンを閉じたまま、照明で“海の底”のような空間に、一方、第3公演ではカーテンを開け、自然光が入り込む“陸に近い海”のような印象に。同じ曲でも「海の中なのか、浜辺なのか」でまったく違う物語に見える——そんな発見がありました。
昼と夜、それぞれの公演で違う景色と音の広がりを楽しめるのも、この会場ならではの魅力かなと思います。ぜひ、どちらの公演も体験してみてください!

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<怒涛のアニメメドレー>

今回のプログラムは過去最多の全26曲。中でも注目だったのが、様々なアニメ楽曲のメドレーの勢いとバリエーションです。
「Believe」から始まるメドレーでは、熱量のあるアップテンポ曲から、しっとりとしたバラードへの切り替えがお見事。編曲を手がけた中山博之さんもこの【接続点】に特にこだわったとのこと。
毎回素晴らしい編曲してくださっている中山さんの楽曲アレンジ秘話はこちらから見られるのでぜひチェックしてみてください。
楽曲アレンジ秘話

<演奏者との距離が近い、チルクラシックならではのMCパート>

普段のクラシックコンサートではなかなか聞けない演奏者の素顔に触れられるのも、チルクラシックの大きな魅力です。
この日も、コンサートマスターのビルマン聡平さん、ピアノ&編曲担当の中山博之さん、そして指揮者の海老原光さんの3人によるトークが絶妙なテンポで繰り広げられ、会場にはたびたび笑いが起きていました。天然キャラ(?)の中山さんに、ビルマンさんと海老原さんがツッコミを入れる軽妙なやりとりも密かな楽しみのひとつです。

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また、もうひとつ楽しみにしているのが5月の横浜武道館から始めた楽器紹介のコーナー。
海老原さんが楽器の特徴を説明し、実際に奏者の方に音を奏でてもらうのですが、今回は「ティンパニ&ドラム」と「サックス」をピックアップ。オーケストラ全体の音ももちろん魅力的ですが、こうして楽器単体の音色に耳を傾けられるのは、チルクラシックならではの貴重な機会かと思います。

<アンコール>

公演のラストを飾ったのは、「ムーンライト伝説」そして「虹」の2曲。
誰もが一度は耳にしたことのある名曲が響き渡る中、客席とステージがひとつになったような一体感が生まれていました。特に「虹」の演奏中には、会場全体に美しい“虹”のライティングが投影され、音と光が重なる幻想的な空間に。

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<ご来場いただいた皆様のご感想>
アンケートよりいただいたご感想の一部を紹介いたします。
「初めてチルクラシックに参加しましたが今まで行っていたクラシックコンサートとは別物で、ドレスコードもなければ自由にくつろいで話しながらも鑑賞できるという点がとても良かったです!とても癒される空間だったのでまた行きます。」
「ゆっくり、のんびり、音楽もトークも楽しく、バッチリ、チルできました!」
「親しみやすく楽しめるオーケストラで最高でした!」
「とっても楽しかったです♪普段演奏を聴きにいく機会がないし、少し敷居が高いイメージがありましたが、アニソンとのことで今回チケット購入にいたりました。知っている曲がたくさん聴けたし、リラックスして過ごせました。」
「とても感動しました。ステージの臨場感を感じる事ができ、また、1人ひとりの奏者の心のこもった丁寧な演奏や指揮に心が震えました!忙しい日々に心が潤うような時間でした。」
「リクライニングチェアでリラックスしたコンサートなので、途中で寝ちゃうかもと思っていたのですが、生のオーケストラの音に感動して、涙が出てきてしまいました。会場も、コンサートホールのように広くなく、楽器一つひとつの音がはっきりと聴こえました。素敵な音楽の時間をありがとうございました‼︎」


みなさま、ご来場誠にありがとうございました。
また素敵な音楽のお時間を共にできることを楽しみにしております。

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